英語-形容詞exclusiveとexclusionaryの違い

[カテゴリー:文法]exclusive,exclusionary


😏動詞exclude「除外する」の形容詞は以下のように2つあります。
・exclusive[eksklúːsɪv]【形】排他的な、独占的な、専用の
・exclusionary[ɪˈksklu:ʒʌˌneri:]【形】排他的な、排除の
※2つとも「排他的な」という日本語の意味が書かれているので、使い方が分かりづらいですね。「排他的な」という和訳しなければならないことはあると思いますが、単語の意味を覚える際は、
・exclusive→「独占的な」
・exclusionary→「排除の」
で覚えた方が良いです。
〇例えばマイクロソフトのエクセルというアプリは「排他モード」がありますね。これは共有サーバー上にあるエクセルファイルを誰かが使っていたら他の人はその間そのファイルを同時には使えません。というものです。要するにエクセルにおける「排他モード」は独占的な使用という意味で→exclusive modeです。誰かが独占的に使うということは、他者にとっては排除されるわけですからexclusionary modeと理屈では言えますがエクセルにおける「排他モード」に関しては一般的にexclusiveの方の形容詞で表すようです。

😏exclusiveとexclusionaryの使用方法の理解が深まる例文を考えてみたいと思います。
〇江戸時代の日本は鎖国政策をしていました。オランダは日本と唯一貿易の独占を許された国であるとします。(歴史に疎いのでおかしな設定かもしれません。)
In Japan during the Edo period, which practiced an exclusionary policy, the Netherlands was the only country allowed to engage in exclusive trade.
「江戸時代の日本では鎖国政策をしており、オランダは日本と唯一貿易の独占を許された国であった。」💡exclusionary policy「排除の政策」💡exclusive trade「独占的な貿易」💡engage in a trade「取引を行う」

😏辞書を見るとexclusiveとexclusionaryは共に「排他的な」という意味が出てくることがあるので、ついついどちらでもいいや的に適当に使ってしまいがちなのですが、
意味を理解するうえでは、exclusiveは「独占的な」、exclusionaryは「排除の」で覚えるのがよいです。
和訳の時に「排他的な」とするか「独占的な」や「排除の」とするか、英訳の時にexclusiveにするかexclusionaryにするか、考え方により変わるので、いろいろ情報を集めて使い分ける必要があると思います。

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