[文法]SVOCの形のmakeと使役のmake
😏「第五文型のmake」と「使役のmake」が整理できず、もやもやした状態を続けていると、必要な時にいつも躓きます。
そのような時期を早く終わらせたいものです。
📌第五文型の復習:S + Vt + O + C [S:主語、Vt:他動詞、O:目的語、C:補語 ※C補語は名詞や形容詞]でしたね。💡ポイントは、O(目的語)とC(補語)はイコールの関係である。👉「五文型⑤」過去の投稿へリンク🔗
📌第五文型(S + Vt + O + C)のmakeの例、Her cookies make me happy.「彼女のクッキーは私を幸せにする」💡第五文型なのでOとC、meとhappyがイコールの関係になってます。me=happy。👉「makeの用法①」過去の投稿へリンク🔗
📌使役のmakeの用法は、make someone do something「人に~させる」※doはtoを付けずに原型動詞。👉「使役で言いたい③make」過去の投稿へリンク🔗
(下の例文は過去に投稿したものから持ってきました。)
📖「第五文型のmake」例文
- I used to go to Häagen-Dazs with my family because Ice cream makes me happy.「アイスクリームは私を幸せにするので、ハーゲンダッツに家族とよく行ったものです。」💡used to doの使用時の注意は👉過去の投稿[単純な過去形とused to do]へリンク🔗
- The death of a pet will make you sad.「ペットの死はあなたを悲しませるだろう」
- Do I make myself clear?「私の言ったことがわかったのか」💡これは有名な要注意表現ですね。話者が自身の威厳を強調したいときの言い方です。言われる側は嫌な気持ちになるでしょう。💡ここでのclearは形容詞です。もし他動詞だとすると使役になって、Someone made me clear something.のような文章になるかと思います。
- You should make them aware of the symptoms.「彼らに症状について認識させるべきです」💡aware of the symptomsこれは形容詞のawareなので「症状を知って(に気づいて)」よって、第五文型です。
- Today, I will show you how to make these old,yellowing,oxidizing, headlights clear again.「今日は、古くて黄ばみや酸化しているこれらのヘッドライトを再びクリアにする方法をお見せします。」
- It gives you more access and makes your work a lot easier.「それにより、より多くのアクセスが可能になり、あなたの作業がずっと簡単になります。」💡ここでのgiveは「もたらす」more accessに違和感を感じる人は多いと思います。このmoreはmanyの比較級でmany accessがmore accessに変化しただけです。
- This kit can help make them less visible.「このキットを使えば、それらをより目立たなくすることができます」💡ここではhelpの直後には不定詞を使わず原型動詞を使ってます。
- It makes me happy.「それは私を幸せにします。」
- He makes it easy for us to become friends with each other.「彼は私たちがお互いに友達になりやすいようにしてくれます。」💡これは”make it easy for someone to do”「人が~しやすいようにする」という構文です。O make it easyの部分は第五文型の形になってます。
- I’m going to make it easy for you to understand this concept.「私はこの概念をあなたが理解するのを簡単にします。」💡”make it easy for someone to do”構文です。itが指すものはsomeone to doをしやすくする何かでこの例文ではおそらく「説明」であり「私はこの概念を理解するのを簡単にするために、あなたにそれを説明するよ。」となるかなと思います。
- I’m going to make this right quickly.「直ちに修正します。」💡この例文は、ミスをした当事者が失敗を挽回するときに言うとぴったりかなと思います。
- I’m just here to help make your computer up and running.「私はあなたのコンピュータを正常に動作させるお手伝いをするためにここにいます。」💡up and running【形容詞句】稼働中
📖「使役のmake」例文
- We have to make them realize the relative merits of this contract. 「この契約の相互メリットについて彼らに理解させなければならない」
- The company made us work over the weekend.「会社は、俺たちを週末をとおしてはたらかせた。」
- I was made to eat my words. 「私は自分の過ちを認めさせたれた」※eat one’s words「自分の過ちを認める」 ※makeが受動態になったときにはto doになる。📌I was made to eat my words.は過去の主張が誤りであったことを認めさせられて撤回させられたことを表現してます。単純に誤りを認めさせられたI was made to admit my mistake.と言う表現とは若干ニュアンスが異なります。
- I was made to fill out a report. 「私は報告書に記入させられた。(私は報告書を書くように強制された)」
- He made my wish come true.「彼は私の願いをかなえてくれた」
- It makes me feel happy.「それは私を幸せな気分にさせます。」💡文意は別として、文法的に使役と考えると日本人には分かりやすいと思います。
📌”It makes me happy.”と”It makes me feel happy.”の違いの話題が時々見られます。
文字通りに考えるとIt makes me happyは自分自身の本質の部分が幸せになっていて、それは一時的なことではなくて、ある程度長く続く状態だと思います。
一方、感覚を表す動詞feelが使われているIt makes me feel happy.は視覚、聴覚、嗅覚、味覚などから得られる感覚がhappyなので、それらの感覚がなくなると、もしかしたら無くなるものかなと思います。
しかしながら、ほとんど同じ意味であるというのが、一般的な認識のようです。あまり気にせず使っても問題はなさそうです。