英語- stampとseal違い

[類義語・意味が似ている]stamp「押印する」,seal「捺印する」


😏「印鑑を押す」はstampかsealか、どっちを使うか悩みませんか?動詞の場合、stampは切手、記念スタンプや印鑑を押すことで、何を押すかは基本的には続く名詞が必要になりますが「stamp this contract」のようなフレーズなら文意から印鑑を押すと理解されます。sealという動詞は捺印をすることで、シールの文字通り公的に封印してしまうので、文章であれば変更を禁止するような重い意味のものだと思います。そして、stampには「切手」の意味もありますので要注意です。
〇「本人の名前入りの印鑑を押す」ということを表す場合、動詞のそれぞれstampとsealは同じ意味で使えますが注意が必要だと思います。
・seal this contractというフレーズは「契約書に捺印する」となります。
・stamp this contractというフレーズも「契約書に捺印する」となりますが「契約書」という目的語から判断して「捺印する」と意味付けされてます。
(注)stamp this paperというstampを使ったフレーズはどうでしょうか?目的語が契約書なら文脈から捺印するとわかりますが、目的語が「紙」のように、何を押すのか推測できない文脈にはwith your sealのような補語を付けないとはっきりしません。
・Please stamp this paper with your seal.「こちらの紙に捺印してください」やPlease stamp your seal on this paper.「こちらの紙に捺印してください」のように表現するのがよいでしょう。

📌sealという他動詞は本人の名前入りの印鑑を押すという意味があります。stampという他動詞は文意によっては本人の名前入りの印鑑を押すという意味にもなりますが、何を押すのかはっきりさせた方が良い(記念スタンプなのか、検印のゴムスタンプなのか、名前入りの印鑑なのか)。

📑単語の意味

  • stamp[stˈæmp]【他】押印する、切手を貼る、(心に)刻む、踏みつける【自】踏みつぶす【名】切手、印紙、刻印
  • seal[síːl]【名】判、印鑑(=name seal)、密封、保証【他】捺印する、封印する  💡sealは人や会社が印を押すことによって法的に承認された文になる。

📖例文

  • Please put the stamps in the top drawer.「切手を一番上の引き出しにいれてね」💡ここでのstampは名詞の「切手」
  • You can get a commemorative stamp for boarding at this station.「その駅で乗車記念のスタンプが押せます」💡ここでのstampはカタカナ英語にもなっている「スタンプ」
  • Please stamp your seal or sign your name.「捺印もしくはサインをお願いします」💡他動詞stamp+your seal(あなたの印鑑)
  • Please stamp your name seal again.「もう一度捺印お願いします」💡your name sealもyour sealも「あなたの印鑑」
  • Please sign and seal this contract.「この契約書に署名捺印お願いします。」💡他動詞のseal+目的語はthis contract💡他動詞のsealは「…に捺印する」
  • Please stamp this paper with your seal.「こちらの紙に捺印してください」💡他動詞stampを使う場合は文意から何を押すか明らかでない場合はwith your sealのように補語ではっきりさせる。

📌「印鑑」name-stamped seal←stampという動詞には「押す」以外に「刻む」という意味があるので、name-stamped sealは「名前が刻まれた印鑑」という意味でいわゆる印鑑です。この長い単語は一般的には使われず単に「seal」や「name seal」や「your seal」のような言い方をします。

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