[文法]sufferは受け身形が無い
😒「(病気、災害、貧乏、無能)などである程度の期間、苦しむ」や「(ケガ、発作、損害、よくないこと)などを被る/経験する」という意味のsufferは受け身はない。
「病気で苦しむ」のだから受け身と思いがちですが、この時は自動詞のsuffer+from+病名の形ですので、受け身はありません。
「ケガなどを被る」は、受け身の意味をすでに含んだ他動詞のsuffer+ケガや発作名の形ですので、やはり受け身はありません。
📑単語の意味(他動詞と自動詞を分けて記載します)
- suffer[sʌ́fər]【他】(ケガ、発作、損害、よくないこと)などを被る/経験する、耐える、我慢する💡受け身の意味をすでに含有する他動詞なので受け身はない。💡古い英語で「…を…させる」という意味では、受動態もあり得たが、現在はsufferを使ったこの表現はないようです。
- suffer【自】(病気、災害、貧乏、無能)などである程度の期間、苦しむ、悩む、病む💡+from+病名の形が多く、ある程度の苦しむ期間があるはずなので進行形を多く見かけます。
📖例文
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- The woman may have suffered a heart attack after falling off a boat.「その女性はボートから落ちた後に心臓発作を被ったのかもしれません。」💡他動詞のsufferは、単発で起こる不運なことを受けるような場面で使われるため、あまり進行形では使われない。
- The young man suffered a stroke after receiving a vaccine.「その若い男性はワクチン接種後、卒中に見舞われた。」
- They are suffering from the effects of poison.「毒の影響で彼らは苦しんでいる。」💡直観的に受け身にしたくなるのですが、自動詞なので受け身にはなりません。
- That country’s women are suffering from domestic violence and inequality.「あの国の女性たちは家庭内暴力と不平等に苦しんでいる。」
- More than a third of the people in this country are suffering from an extreme lack of food.「この国の3分の一以上の人々は極端な食料不足に苦しんでいる。」