英語-rememberの用法

[カテゴリー:文法]rememberは「記憶する」と「思い出す」の大きく2つの意味


😏rememberという単語の理解が難しいのは、情報を頭に入れる(記憶する)「インプット」、思い出す「アウトプット」、この二つの機能を一つの単語で持っているというところだと思います。
文中のrememberが何を意味することなのか、「記憶する」という意味?或いは「思い出す」という意味?それを見極めるのは、文脈を理解することですが、以下にあげるようなことに注目すると良いと思います。
不定詞を伴っているか:未来にすべきことを「覚えている」「忘れないようにする」のようにインプットの意味になります。
動名詞を伴っているか:「(したことや経験を)思い出す」のようにアウトプットの意味になります。
否定文か:「思い出せない」「記憶が無い」
文脈は未来のことか:未来のことは「記憶する」や「覚えておく/忘れないようにする」のようにインプットの意味になります。
文脈は過去のことか:過去のことは「(意識的または無意識に)思い出す」のようにアウトプットの意味になります。

📌rememberの2つの機能、情報を頭に入れる「記憶する」と情報を頭から出す「思い出す」をそれぞれ以下の単語で入れ替えが可能です。
・記憶する:memorize
・思い出す:recall

📑単語の意味

  • remember[rɪmémbɚ]【他/自】覚えている、思い出す、覚える
  • memorize[mémərὰɪz]【他】を記憶する、を暗記する
  • recall[rɪkˈɔːl]【他】(がんばって/意識的に)思い出す/(車など)リコールする

📖例文

  • Do you remember what you were doing around 10 o’clock last night?「昨晩の10時くらいにあなたは何をしていたか覚えていますか?」💡文脈は過去のことを言っているのでremember=「覚えている」
  • Please remember that the gymnastics class is canceled this week.「今週の体操教室はお休みだから覚えていてくださいね。」💡文脈は未来のことを言っているのでremember=「覚えておく/忘れないようにする」
  • I will remember to let him know to call you if he comes tomorrow.「明日彼が来たらあなたに電話するように伝えることを忘れないようにします。」 💡目的語の位置に不定詞があるのでremember=「忘れないようにする」💡ここでのwillは言ってみれば「確たる意志」を表しています。will rememberなら「決して忘れないようにします」のような和訳も意志が強調されてよいかもしれません。
  • Remember to lock the door.「ドアに鍵をかけるのを忘れずにしてね。」💡目的語の位置に不定詞があるのでremember=「忘れないようにする」
  • I remember having a late meal.「遅めの食事をしていたことを覚えています」💡目的語の位置に動名詞があるのでremember=「したことを覚えている」

📌単に「覚えている」と状態を言う場合は「I remember」でよいが、「「覚えておきます/わすれないようにします」と言いたいならば「意志(will)」を付け加えて「I will remember to do…(…することをちゃんと覚えておきます)」のように言います。

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