[カテゴリー:文法]introduce A to B
😏introduceという動詞が私たち日本人にとって理解しずらく厄介なのは、introduce A to Bという文型がintroduce B to Aでも大差なく通じることだと思います。
紹介されるAと紹介される相手Bが文型的に入れ替わることは日本人の感覚からは理解し難いですが、英語圏のネイティブならそれは問題なしの入れ替えのようです。
例えば、He introduced me to Japanese culture.という英文は「彼は私を日本の文化に紹介した。」のような違和感のある和訳となりますが、英語圏でこの文章はいたって普通に使われる語順のようです。
He introduced Japanese culture to me.「彼は日本の文化を私に紹介した。」でも文型としてOKです。この文であれば、紹介されるAと紹介される相手Bがintroduce A to Bという文型そのままになっているので私たち日本人でも理解しやすいですね。
introduce A to Bという文型がintroduce B to Aでも大差なく通じるということを説明したのですが、英語圏においてどちらの文型が日常的に使われるかという傾向の話ですと、
〇紹介される方が物や概念、紹介される相手が人の場合(上記の例のようなパターンの時)は、「introduce 人 to 物や概念」で語られることが多いようです。He introduced me to Japanese culture.この文章の方が好まれているということになります。
📌通常は、何らかの話の流れの中でintroduceと言う動詞を使った文も存在するので、その文脈から判断して如何なる意味なのかを判断できる。要するに文脈が大事でintroduce A to Bという文型におけるAとBが入れ替わったところで英語圏では普通に通じる。
📖例文
- I will introduce you to the newly installed dishwasher.「新たに導入した食洗器を紹介します。」💡英語圏ではintroduce A to BのAとBは入れ替わっても問題はありません。introduce the newly installed dishwasher to youもOKです。
- Let me introduce you to my colleague.「あなたを私の同僚に紹介させてください。」💡Let me introduce my colleague to you.としても英語圏においてはOK。AとBが紹介される側か紹介される相手かは文脈によって理解される。
- Please introduce yourself.「自己紹介をお願いします。」
- I introduced my wife to the manager.「私は妻をマネージャーに紹介しました」