英語-程度を表す副詞①

[文法]fairly,rather


👨程度を表すfairlyとratherですが、意味が曖昧で個人的にうまく使えてません。
Cambridge Dictionaryをベースにイメージを図にしてみました。

fairlyは副詞で「公平に」の意味の他に、ポジティブな程度を表せます。範囲は[more than average]から[less than very]、平均よりちょっと良いレベルからすごく良いにはちょっと足りないレベルの表現。
また、ratherはfairlyとほぼ同じような曖昧さでネガティブ側の表現です。範囲は[quite]から[slight degree]、「かなり=quite」から「軽度=slight degree」のレベル。
ratherはその他に反対意見を言う時にも使えます。
rather goodのようにポジティブな形容詞の前につければ「(想像と逆で)むしろ良い」のようにちょっと驚いた雰囲気で表現できます。
~rather than…「…よりむしろ~」のように同じく反論を唱える言い方もできます。

📖例文

  • There will be a mix of clouds and sunshine and rather low humidity tomorrow.「明日は曇ったり晴れたり、そして湿度も結構(かなり/少し)低いでしょう。」💡a mix of clouds and sunshine「晴れたり曇ったり」💡rather low humidity:かなり低いか、少し低いかは具体的にはわからないけど、予報するくらいだから「かなり」なのでしょう。
  • Temperatures will be rather hot today.「今日の気温は結構(かなり/少し)高くなるでしょう」💡気温はtemperatureでよい。air temperatureとは言わない。💡天気予報でtemperaturesのように複数形を使うのはいくつかの地点をまとめて予報するからだと思われる。💡rather hot today:かなり高いか、少し低いかわからないけど、予報するくらいだから「かなり」なのでしょう。
  • He is fairly thick-skinned about any confrontation.「彼は対立に対してかなり神経が太い」💡thick-skinned「神経が太い、鈍感」💡confrontation「対立、衝突」💡fairly thick-skinned:ここでは神経が太いことをポジティブと捉え、状況から「かなり神経が太い」と言いたいのだと思います。
  • We had fairly good sales in April.「4月の売り上げは、かなり良かった」💡文意からこのfairlyも「かなり」
  • We had rather good sales in April.「4月の売り上げは、むしろ、かなり良かった」💡これはrather+ポジティブな形容詞のパターン「(驚きとともに)むしろ、かなり良い」
  • We need to complete the transition from fossil fuels fast rather than relying on carbon offsets.「カーボン・オフセットに頼るよりもむしろ化石燃料からの早い脱却を完成させる必要がある」💡~rather than…「…よりむしろ~」の例

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